「それじゃあ・・・」

そう言って女は行ってしまった。

バクバクバク---

まだ心臓が高鳴っている。


「おいっ、竜也!!待たせたなって・・・お前どうした??」

声のした方を見ると、幼なじみの金本武(カナモト タケシ)がいた。

竜「・・・何?そんなに見ないでくんない?・・・」

武「だって・・・お前・・・その顔・・・」

顔??
何か付いてんのか??

武「真っ赤だぞ」

真っ赤?
俺の顔が??