「ねー、ユーアイトウっておいしいの?」
ユウジがまた聞いた。
「バカ、友愛党はこの国の政権政党だよ」
「リカ、誰からそんなこと教えてもらったの?」
「ユウタ君だよ、学校で聞いたの」
「もー、ユウタ君と仲良くしないでっていってるじゃないの」
ユウタは、リカと同じクラスの男の子で少し変わった子である。
まだ小学五年生なのにすごくませた事を話す。
「分かってるよ、そんなに仲良くしてないってば、ただお話しただけ」
「どんな?」
「えーっとねー、ユイちゃんちのパパはゼンタイシュギシャなんだって、
そのゼンタイシュギのせいで私たちは自由をハクダツされてるって、
だからすごい悪い人なんだってー」
「リカ今のお話誰かにした?」レイコは立ち止まって
リカの肩に手をおいて聞いた。
「ううん、誰にも話したことないよ、今はじめてママに話したんだよ」
「そう、それはよかった……。
いい、絶対その話は誰にも言っちゃダメよ!」
「どうして?」
「そんなこと言ってると黒服さんに連れていかれるからよ!」
ユウジがまた聞いた。
「バカ、友愛党はこの国の政権政党だよ」
「リカ、誰からそんなこと教えてもらったの?」
「ユウタ君だよ、学校で聞いたの」
「もー、ユウタ君と仲良くしないでっていってるじゃないの」
ユウタは、リカと同じクラスの男の子で少し変わった子である。
まだ小学五年生なのにすごくませた事を話す。
「分かってるよ、そんなに仲良くしてないってば、ただお話しただけ」
「どんな?」
「えーっとねー、ユイちゃんちのパパはゼンタイシュギシャなんだって、
そのゼンタイシュギのせいで私たちは自由をハクダツされてるって、
だからすごい悪い人なんだってー」
「リカ今のお話誰かにした?」レイコは立ち止まって
リカの肩に手をおいて聞いた。
「ううん、誰にも話したことないよ、今はじめてママに話したんだよ」
「そう、それはよかった……。
いい、絶対その話は誰にも言っちゃダメよ!」
「どうして?」
「そんなこと言ってると黒服さんに連れていかれるからよ!」
