腹を押さえてうずくまるケンイチの頭めがけてアライの蹴りが飛んできた。


ケンイチの眼の裏に閃光が走った。


苦しむケンイチをアライは楽しむようにサディスティックな薄笑いを浮かべている。


『これはお前の犯した罪に対する罰だ!』


そういうとアライは倒れて呻き声をあげているケンイチの髪を掴んで顔を持ち上げ、


両手につけていた軍手を外ずし、それを丸めて無理やりケンイチの口に押し込んだ。


そして更に殴る蹴るの暴行を続けた。


ケンイチは気がつくと自分の部屋のベッドで寝かされていた。