『そうか…… まあいい』


そういうとカリヤは憮然として奥の部屋に姿を消した。


一階に下りて自分の部屋に戻ろうとしていたケンイチを施設職員のアライが呼び止めた。


『ちょっとこい!』


アライの手には竹刀が握られていた。


保健室にケンイチを押し込むとアライはいきなり竹刀でケンイチの太股の裏を叩いた。


たまらずケンイチは床に膝を付いた。


今度は竹刀の先でケンイチの腹を手加減なしに突いた。


激痛が腹部を貫き四肢が痺れた。