律が靴を選んでるときの表情とか、試しに履いてみたりしてる仕草とか、全部見ちゃう。


「なに?物珍しそうな顔して」

「だぁって、珍しいんだもん。久しぶりだよね、こうやって買い物とか」

「んー、そうだな」


靴を履き替えてる律の横に、ちょこんと座ってみた。


「いいじゃん、かわいい」

「そう?これの白ってないかな…」

「そっか、仕事用だもんね」


歩いたから少し疲れた。

足をぶらぶらさせてみる。