律は渋い顔をしている。

……反対ってことかぁ。


「まぁ、明日吉岡先生に聞いてみるけどさ…」


面倒臭そうにしてる律。

ちょっとムッとしてしまった。

なんなの!?

諦めなくていいって言ったのは律でしょ?

変に期待持たせておいて、結局乗り気じゃなかったんだ?

そしたら私、ただの空回りしてるバカみたいじゃん。


「風呂入ってきていい?」


私の気も知らないで、平然と部屋を出ていった。