律は何も言わない。
あれから、なんとなくギクシャクしているけど、口には出さない。
産んでいいのかな?
私はちゃんと産めるのかな?
ちゃんと育てられるのかな?
不安で仕方ないのに…
律の言った言葉が引っ掛かる。
“大事な命だから”
せっかく育ち始めた命。
私が守らなきゃ、誰が守ってくれるの?
私しかいないじゃん…。
「…ねぇ、律…?」
「まだ起きてたの?」
背中を向けた律に向かって話す。
律は読書灯で寝ながら勉強中。
私が声をかけると、律の左腕が伸びて来て自然と腕枕してくれる。
あれから、なんとなくギクシャクしているけど、口には出さない。
産んでいいのかな?
私はちゃんと産めるのかな?
ちゃんと育てられるのかな?
不安で仕方ないのに…
律の言った言葉が引っ掛かる。
“大事な命だから”
せっかく育ち始めた命。
私が守らなきゃ、誰が守ってくれるの?
私しかいないじゃん…。
「…ねぇ、律…?」
「まだ起きてたの?」
背中を向けた律に向かって話す。
律は読書灯で寝ながら勉強中。
私が声をかけると、律の左腕が伸びて来て自然と腕枕してくれる。