「あのなぁ…オレ仕事中…」
半分呆れ顔だけど、チラッとドアの方を見たかと思った瞬間。
律の片肘が、私の顔の横につく。
「…あんまり困らせんなよ」
10cmの至近距離での忠告。
の、後。
そっと触れるだけのキス。
「はい、終わり。お大事に」
何事もなかったかのように、布団を直して出ていく律。
真面目なんだから。
ムッツリのくせに。
そう心の中で呟いてみたけど、私は今更ながらドキドキ。
律と付き合ってもう10年。
夫婦になってからもドキドキさせられるなんて…。
私の心臓、せっかく良くなったけど、律のせいで長く持たないかもよ?
半分呆れ顔だけど、チラッとドアの方を見たかと思った瞬間。
律の片肘が、私の顔の横につく。
「…あんまり困らせんなよ」
10cmの至近距離での忠告。
の、後。
そっと触れるだけのキス。
「はい、終わり。お大事に」
何事もなかったかのように、布団を直して出ていく律。
真面目なんだから。
ムッツリのくせに。
そう心の中で呟いてみたけど、私は今更ながらドキドキ。
律と付き合ってもう10年。
夫婦になってからもドキドキさせられるなんて…。
私の心臓、せっかく良くなったけど、律のせいで長く持たないかもよ?


