恋しちゃった? いや、してない?

着慣れた制服にささっと着替えて鞄を持つ。

「さぁて、今日も1日頑張りますかっ」

自分にちょっとした喝を入れて部屋を出る

玄関に行くと靴箱の上に一枚の紙があった
『先でるから戸締まりよろしく。』

あぁ、もう行ったのか。そんなに時間たったっけ?
ちらっと時計を見るともう55分

学校までは歩いて15分の距離にあたしの家はある。
つまり、そろそろでないといけない。


いってきまぁーす…

誰もいない家に1人呟き、家を出た。