光をもとめて


『周りの奴らがユキちゃんのどこを怖がってんのかよくわかんねぇ。

ユキちゃんケンカしてるみたいだけど、あたしはそんなの全然怖くねぇもん』


『…何で?』


『だってユキちゃん天使みたいだし』


『はぁっ!? 』


無表情なユキちゃんが大声を出して動転してるところを初めて見た。


『金髪で青い瞳してるしなんか天使みたいじゃん』


あたしは不思議とユキちゃんに笑いかけていた。