光をもとめて


その次の日、教室に入ろうとしてるユキちゃんを見かけると、ユキちゃんはあたしに気づいた。


『お前隣のクラスだったんだ?』


『そーだよ。てか、昨日ちゃんと名前教えたんだからさ、名前で呼んでくんない?ユキちゃん』


嫌みっぽく言ったあたしに、何故か廊下を歩いていた人達の視線が集まった。


周りの人達を見ると血相を変えていて、何故自分達が見られているのかわからなくてあたしはキョトンとしていた。