昼休みのチャイムが鳴った。
するとみんなはぞろぞろと立ち上がって、学食に向かう人や、教室で机をひっつけて食べる人とバラバラ。
あたしはもちろんいつものように屋上で昼飯を食べる。
屋上の日陰にいると日向ぼっこも出来るし快適。
胡座を掻きながら空を眺めて昼飯を食べていると、屋上の扉が軋む音を立てて開いた。
制服を乱して、長身の体を怠そうに揺らしながら歩いてくる人影。
太陽に照らされた金色の髪はいっそう輝いて、筋の通った鼻に、長いまつげの下に隠れる青い瞳。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…