「違うって」そう言うと真白は名刺を差し出しているあたしの手を押し返した。


「裏に俺のケー番とメアド書いてあるから」


「…だから?」


「寂しくなったら俺に電話して。メールでもいいよ」


ニコッと笑顔を向ける真白。


「絶対に電話もメールもしねぇよ」


「綾都ちゃんって本当にツンデレだよね~」


軽い感じで返してくる真白は、ほんとあたしが苦手なタイプだ。