“ゴツッ!”骨と骨が強く当たる音が響いた。 何故ならあたしが真白の頭に思いっきりゲンコツを喰らわせたから。 「いってぇー!!冗談言っただけじゃん!マジで殴ることねぇだろ!?」 「うっさい!!」 真白は膨れっ面をして涙目になりながら頭を優しくさすっていた。 こんな男なんかに気を遣って謝ったりしたあたしがマジでバカだった。 「もうさっさっと仕事行けよ!あたし今日はもう帰るしっ」