真白は静かにあたしのシャツのボタンをかけ直してくれた。 2人ベッドに腰掛けて、向かい合ったままの体勢でいると、あたしはどうしたらいいのかわからなくて暫く黙っていた。 「…よっぽど大切にしてんだな」 「…え?」 「そのクマのぬいぐるみ」 真白は口角をあげて優しげな笑顔を浮かべた。 「……母さんが…くれたものだから…」