光をもとめて


「ちがっ…!今日は探し物をしてただけで…っ」


思わず口に出してしまった言葉に「…探し物?」と真白はキョトンとさせて聞き返した。


「あ…、その…」


「何探してたの?」


口ごもるあたしに真白は顔を覗き込んできた。


「…クマのぬいぐるみのストラップ」


「クマのぬいぐるみ?」


確かめるように聞き返されるとあたしは“こくん”と小さく頷いた。