「いっ…いやぁぁっ!!!」 叫び声を上げて思わず“パンッ!”と真白の頬を叩いてしまった。 ハッと我にかえると、真白の左頬は赤くなっていた。 ハァ…ハァ…、と呼吸を乱しているあたしは、目に涙を溜めているのに気がついた。 「…ヤるなら誰でもいいんじゃねぇの?」 真白は無表情のまま冷静な態度で口を開いた。