光をもとめて


今日の相手からお金をもらうはずだったから、財布には一円も入れて来てないのを思い出した。


「安心しな、俺の奢りだから」


「…奢る代わりにヤらせてとか?」


「んなわけないでしょ」


即答で否定した真白は苦笑いしながら煙草を吹かした。


「…じゃあ何であたしに構うわけ?」


「んー、綾都ちゃん寂しそうだったからかな~。それに何となく俺に似てる感じがしたから」


「…何それ?そんな子あたし以外にもいるじゃない」