光をもとめて


ヤベッ!チャラ男に気をとられて忘れてた。男から逃げてる最中だった!


男は息を切らしながら、上半身裸のままであたしに追いついてしまった。


「何逃げてんだよガキィ!!」


「テメェが殴ってくるからだろーが!」


反論すると男は顔を真っ赤にして勢いよくあたしに殴りかかってきて、反射的にあたしは目をつぶった。


バシッ!!


……あれ?痛くねぇ…。