光をもとめて


「街で綾都がダチと歩いてるの見かけて、やっと見つけたんだ」


彼は愛しそうな声で、瞳で、あたしにゆっくり手を伸ばし、頬に触れる。


頬に触れていた真白の手は、ゆっくりと首筋に下がっていき、あたしの鎖骨辺りで止まると、力強くあたしを抱きしめた。


「ちょっ、離し…っ」


「嫌だ。離したら、またどっかに行っちまうだろ」


彼の胸を押すがビクともせず、より強くだきしめられる。






「好きだ……綾都…」