その日から俺は夜の公園に毎日行くようになった。 …でも、綾都はあの日以来一度も来ることはなかった。 生活が苦しい中で、何とか高校を卒業した俺は夜の世界に入った。 ホストは大変だけど、人気が上がるにつれて、生活に困るほどじゃなくなった。 仕事が休みの日の夜は、いつも公園に向かった。 ただあの小さな女の子にもう一度会いたくて。 自嘲しながらも、そんな淡い期待が捨てきれなかった。 そしてようやく――――