光をもとめて


「…久しぶりだな、綾都」そう発した真白は、少し遠慮がちな態度でゆっくりと歩み寄ってくる。


「話…あるんだ。ちょっといい?」


彼はあたしが逃げないようにか、手の平を握ってきた。


その行動に目を見開き、真白を見ると真剣な表情をしているから、余計に胸が高鳴り、あたしは小さく頷いた。



近くにあった公園に行き、暗闇の中ぽつぽつと立っている電灯の明かりに照らされているベンチに二人並んで座ると、木製のベンチは“ギシッ”と古びた音を立てた。


「……陣平に聞いたんだ、綾都があの店でバイトすることになったって。それで居ても立ってもいられなくてさ…」


真白を見ないように下を向き、「…そう……」と小さく相槌を打った。