光をもとめて


そんな中で、真白は大人の姿をした中身は子どものような男で、今までの男たちとは何か違う優しさを感じてた。


真白の家に泊まった日、セックスも何もしないで彼とただ一緒に寝ただけの時は、少し緊張していた。


それでも何故か心が安心した。


あたしの背中を後ろから余裕で包み込んだ真白の腕。
背中に当たっていた彼の胸から、心臓の音が微かに伝わってくるようだった。


大きくて…温かくて……



本当の“人の温もり”を初めて知った気がした。