光をもとめて


「…あ!それより陣平、何で今日は真白も連れてけぇへんかったん?
アンタが女の子だけ連れて来たん初めてやん」


「アイツ今日は仕事。綾都は真白の彼女」


「はぁ!?あたし彼女なんかじゃな……」


「陣平!アンタ真白の彼女に手ぇ出すつもりなんとちゃうやろな!?」


「んなわけあるか!!」


「…せやんな…。あぁ良かった、真白もやっと本命見つけたんやなぁ~」


顔をにんまりとさせてあたしを見てくる。


……何であたしを置いて二人だけで会話が進んでんの…。


「そーや、アンタ久々に帰って来たんやから、お父さんと話てき」