光をもとめて


「なんや、陣平来とったんかいな。久しぶりやん」


突然女の人の声が降ってきて我に返り、振り向いてみると、


そこにはモデルのようなスタイルをした、すごく美人な女の人が立っていて、黒いロングヘアを揺らしながらこっちに歩み寄ってきた。


「ババァかよ…」とダルそうな顔をする陣平。


「今日は真白と来てへんの?てかその子ダレ?」


「あ…えっと、初めまして。あたし朝比奈 綾都といいます」


ぎこちなく挨拶をすると、女の人は真剣な面もちであたしをジロジロと見てきた。