光をもとめて


「綾都!?」動転してる彼に、「…大丈夫…」と小さく返した。


「~~朝比奈っ!これで済むと思うなよ!!天野も覚えとけよ!!」


中原は捨て台詞を吐いて3人達は慌てて走り去って行った。


ユキちゃんは自分の鞄からスポーツタオルを取り出して、あたしの髪を拭いてくれた。


「…ありがとうユキちゃん…助けてくれて…。
…にしても、よくここにいるってわかったね?」


「あぁ、お前と同じクラスのハセベさんが教えてくれた」


「………それってもしかして…長谷川さんじゃない?」