「アンタどれだけ私の彼氏に手ぇ出したら気が済むわけ!?
真白は私のものよ!
アンタなんかに絶対渡さない!!」
「……真白とあたしはそういう関係じゃねぇよ」
「だったら何で真白はアンタと一緒に花火大会に行ったのよ!?
私が誘った時真白は“行かない”って言ってたのに!」
「んなことあたしが知るわけねぇだろ!」
中原は鋭い目つきで睨みつけて、今にも唇が切れるんじゃないかってくらい唇を強く噛みしめていた。
「…真白の働いてる店、私のパパが経営してる店の1つなの。
…この意味わかる?」
「…何が言いたいわけ?」