光をもとめて


…あたしは…真白に何を期待してんだろ…。
大人になんか期待したってムダなのに…。


自分の苦しみは…自分で乗り越えるしかない。


誰かに期待したって、いつ裏切られるかわからない。


相手に期待した分だけ裏切られた時の傷は深くなる。信じていた人になら尚更。


そんな思いばかりしてきた。


だからもう嫌なの…。


だから1人でいいのに、『寂しさ』に押し潰されそうになると、誰かを求めてしまう矛盾した心。


気づかない間に、あたしは真白を信じてみたいと思い始めていた……。