光をもとめて


「きれー…」


「だろ?よく見えるし良い所なんだよな~ここ」


綺麗に咲いてもすぐに消えてく花火を見ていると、どこか切なくなる…。


「綾都が笑ってくれると俺すっげぇ嬉しいよ。

初めて会った時とか、綾都ずっと寂しそうな顔してたから…。

少しでも笑ってくれたらいいなぁと思って今日誘ったんだ」


「……そう…」


「まぁ…さっきは嫌な思いさせちゃったけど…」