屋台が並ぶ道には人が大勢で、ガヤガヤと騒ぎたてている。 そんな人混みの中を真白の背中について行きながら歩いていた。 ……何でなにも話てくれないのよ真白…。 いつもなら鬱陶しいほど絡んでくるくせに…。 足を止めると、歩き続ける真白はすぐに人混みに紛れて徐々に姿が消えていき、あたしは後ろに振り返って再び歩き出した。 真白と離れて、屋台のそばに立っていた自販機でジュースを買った時、突然後ろから肩を掴まれた。