光をもとめて


やっぱユキちゃんかっこいいしモテるよね…。


その向かい側に座ってんのがあたしじゃ…やっぱ不釣り合いだわな…。


「…………何かいいことあった?」


「…え?」


ユキちゃんの質問に、思わずドキッとしてしまった。


「お前、最近明るくなってきたから」


青い瞳を細めて、薄く微笑むユキちゃん。


「そ…そんなことないよ」


グラスに入っているお茶を慌てて飲んだ。