「そーだよ」 「…中原を置いてきてよかったわけ?」 「大丈夫だよ。あの子俺にベタ惚れだから」 「…あっそ。じゃあね」 「ちょっと待った。俺についてきて」 「はぁ!?またかよ…っ」 笑顔でいきなり腕を引っ張られ、今度はどこに連れて行かれるのかと思いきや、 道路の端に駐車してある赤くて高級そうな車の助手席に乗せられた。