君への手紙


「なんだよ。私の希望の光って。美夜が俺の希望の光だったんだよ。世界に色がついただって?俺もそうだよ。同じことばっかりだな。」

目から流れ落ちる涙が手紙の字をにじませる。

「だれかと年をとっても最後まで幸せに暮らすことって・・・俺美夜がいいよ。美夜じゃなきゃやだよ。」

こぼれ落ちる涙は一向にとまらない。逆にどんどん流れる速さが増してくる。

「でも 美夜との約束守るから。絶対幸せになるから」

いつまでも悲しんでいても変わらない。

新しい夢に向かってあるいていこう。

必ず約束は果たして見せる。

「そうだ。美夜へ返事を書こうかな?」

そう思いすぐに書き始めた。