中学校時代は一応
真面目に頑張ってた俺。

というか親に
やらされてた。

そのお陰で一応
県内の御三家高校に
入学したものの
受動的にやらされてた
勉強は全く手につかなくて
どんどん堕落してった。

周りからは
御三家すげーって
感じだけどそんなの
肩書きだけで
成績なんて
びり目前だった。

服装的にはそこらの
不良とも全く変わんないし笑

「おい達也、お前今日暇だろ?」

2限の終わり廊下で
声を掛けてきたのは
悪友の信司。

「暇だけど何で?」

「今日さ理絵んとこ行こうと思ってさ
 お前彼女と別れたばっかだろ?」

理絵ってのは
信司の彼女で女子高通い。

「どうせ女紹介するとかだろ?」

「ばれたかー笑
 もうすぐ夏だしよー」

「お前の考えてることとか
 目に見えてるし笑 
 それに女とか誰でも同じだろ」

「お前続かないもんな、」

「あぁ笑
 勉強しないんだし
 精を出すって言ったら
 女遊びくらいしか
 ねーからな笑」

「お前らしいなぁ笑
 チャイム鳴りそうだから
 教室戻るわ」

「おお、また後でな」

俺はD組、信司はG組。
教室に戻ろうと
したとき廊下に紙が
落ちてるのに気がついた。