休みが開け、月曜日になった。
とても待ち遠しく思っていた。
なぜなら、本当の復讐が始まるから…。
「おはよう香奈恵ちゃん」
私はわざとらしく言った。
そして香奈恵は私を思い切り睨みつけて蹴り飛ばしてきた。
「ふざけなよ!」
「なにがぁ?それより、かつら似合ってないよ。」
私は、香奈恵の髪の毛を切った時、美容室でもアレンジが出来ないように切った。
予想していた通り、香奈恵はウィッグをかぶって来たのだ。
「ていうか、恥ずかしくないの?カツラなんかかぶってきて」
「・・・・・・っ」
香奈恵はずっと黙っている。
「香奈恵って本当弱いんだね。今まで散々色々やってたけどさぁ、あたしなんかにこんなに言われちゃって。」
「いい加減にしてよ!黙ってたら言いたい事次々言ってさ!」
香奈恵たちの中の1人、木葉が言った。
「言いたい事言って何が悪い?それに、あんたらがそんなこと言ってられる立場なの?早く由那に土下座してきてよ!!」
沙菜が言った。
「土下座しにいけよ」
「うるさいなぁ。あいつが勝手に死んだんでしょ」