「警察に言ってやるっっ!」

香奈恵が言ってきた。

でも・・・

「別にいいよ?あたしのこの足、他の誰でもないあんただし。結構傷深かったんだよね。大学病院いったし。それに、ナイフを持ち歩いてた事も犯罪。あるいみ自首してるのと同じじゃん。」


「ッッッ!くそっ!」

「人殺しが偉そうな」

和樹が言った。
いつもは口数がとても少ない。

そんな和樹に香奈恵たちは目を見開いた。

「うるさい!!あいつが勝手に死んだんじゃない」
「あんた、脳みそおかしいんじゃないの?じゃあ、由那が自殺したのは、誰のせい・・・?」

「それがわかんねーなら、本当に殺したっつーことにすんぞ。」

修人がいった。