休みが開け、朝教室に入った瞬間、目に飛び込んできたもの・・・
黒板には、《田野穂乃花はヤリマンで〜す》という言葉が書いてあった。
机には、油性ペンで《死ね。ブス女!》
などと書いてあった
体育着もなかったしイスもなかった。
絶対あいつらだ。
そう確信を抱いて嘲笑いながら香奈恵を睨みつけた。
「アーッハハハハッッッ!あんたって本当に弱いのね・・・?卑怯な手ばっかり使ってないでさ、言葉で勝負できないの!?この負け犬女子が。」
思い切り言ってやった
「あんた憎たらしいから消えてもらえない?目障り」
「何?言いたい事言わないの?それに、あんたに憎たらしいなんて言われる筋合いはない。」
あっちは何も言って来なかった。
その時ふと心に突っかかる疑問があった。
どうして、あいつらは由那をいじめたの…?
自殺まで追いやるような事、どうしてしたの…?


