「私の復讐は終わらないよ。あんたが死ぬまでね。」
私はこいつが憎い。
なんでこいつじゃなくて穂乃花が死ななくちゃならないのよ・・・
負けないんだから・・・。
「あたし達に勝てると思ってんの!?」
「あたし達?何?1人じゃ何もできないからあんたの家来を使うって事ね?やっぱあんたは弱いんだね。」
そう言って笑いながらトイレを出た。
痛い足を引きずって教室に戻った。
教室にはまだ、先生が残っていた。
「多野!何やってたんだ・・・お前、その足どうしたんだ!?」
「何でもありません」
「そうか・・・。お前、いじめの事について知らないか?」
ここで言っといたほうがいいよね・・・全てを。
そうだ・・・遺書とあのノート、今日持って来てたはず!
急いで自分の机に戻り、カバンから遺書とノートを取り出した。
「先生、これ、由那が残した日記と私に書いた遺書です。いじめをしたのは、香奈恵たちの5人組で、5人全員に遺書を書いてました。」
「おう。わかった。」
ノートを開いて、先生は全部を読んだ。
先生は全部見終わって絶句した。
「由那を殺したのは、こいつらなんです。今、奥のトイレに香奈恵いますよ。」
「一緒に来てくれないか?」
そして、まだ香奈恵がいるトイレに向かった。


