「一緒に食べていい?皆部活の大会でいなくて一人なんだ」
誰だって一人の弁当は寂しいって感じるんだ…

「いいよ」

それがマーシャンこと昌恵だった。

チャンスだと思った

これを逃したら友達はもう出来ない
そのくらいの覚悟で挑んだ

だれだって一人は嫌
私も嫌

私はマーシャンをつかまえるのに必死だった

ただ一人が嫌

その理由で。

マーシャンの仲間が大会から帰って来て 私はまた、一人になりそうな空気だった
「今日は一緒に食べてくれないんだ?」

私よく言ったと思う

マーシャンと仲間達が来てくれた

嫌々

それが移動の行動に出てる

それでもよかった

一人で食べなくて済む

私のことを嫌いなメンバーと机を囲む、そんな中にいたら

嫌でも

空気で会話を読める子になっていく

それをみないふりする技も

知らないうちに磨かれていく

‘偽り’

‘上辺’


私には鹿児島の友達がいればいい

そう言い聞かせ乗り切っていた