「朱音と悠也くんよかったね!!お互い好き同士って知らなかったのはすごかったなぁ~」


「そうだな…」


「どこからどう見ても悠也くんは朱音が好きで…朱音はそんな悠也くんを好きになってたんだよね」


「今頃はなんだかんだで手繋いで帰ってるだろうな」


「そうだね!!」


あと数センチで手と手が触れる距離にいる俺たち。


だけどその手は一度も触れることなく美羽ちゃんの家についてしまった。


「ありがと!!」


「またな!!」