「俺は朱音が好きだよ。あの駅前で出逢ったときからずっと…」 「うん…」 「二人で初めて出かけたときも本当はもっと近くにいたかった。」 「うん…」 「俺が朱音と付き合えるかずっと考えてた。」 「うん…」 「今日も本当はずっと朱音の隣にいたかった。尚也と話してるの見てるだけで苛立って…」 「うん…」 「ずっと俺のものにしたいと思った。」 「うん…」 そして気づいたら俺たちは頂上にいた。