目の前にはビクッと身体が震えた美羽ちゃん。 「ごめん…言い過ぎた」 「いいよ…それだけ悠也くんは朱音に本気だってことでしょ?」 「もちろん!!」 「じゃあチャンスあげるからそこで頑張ってみてね?」 ちょうどそのころ尚也と朱音がコーヒーカップから降りてきた。 そして今に至るわけ。 「やられたな…」 今、俺たちは尚也と美羽ちゃんのおかげで観覧車に押し込まれていた。 「4人で乗るんじゃ!?」 朱音はすごく驚いている。 俺がここで言わなきゃもう気持ちを言えない気がした。