ずっとそばに~4人の恋~



電車の中でもあたしはあいつの隣で何も話さなかった。


「朱音早く~!!」


先を歩いていた美羽に呼ばれて美羽のところへ行った。


「どう!?悠也くん」


「さぁね?」


「そんなこと言ってさ~駅で手繋がれてたとき嬉しかったんでしょ?」


「なっ…なんでそのこと!?」


「尚也くんが後ろ向いたときに見たって~朱音の顔赤かったって言ってたよ」


「そう…」


「さっき尚也くんと面白い作戦考えたんだけどそれ試してみる?」


どんなのか分からないけど変なことじゃなさそうだからいいかな?


「じゃあそうしようかな?」


そして美羽たちの作戦が始まった。