「こっちが聞いてるんです!!」 あたしはあいつのほうを向いてそう言った。 でも、その気持ちはなぜか薄れていく… 車を運転するあいつの横顔がチャラ男から大人の男に変わっていたから。 「朱音がよかったからに決まってるんだよ。」 「えっ!?」 そう言ってあたしの頬に手を当てて 「好きだよ」 そう言ってあたしの唇にキスをした。