「何を食べに行くか決めた?」 「まだ決めてない…」 「じゃあ今のうちにどこに行くか決める?」 「はい!」 さっきまであんまり話さなかった朱音ちゃんはちょっと楽しそうに考え始めた。 「何が好きなの?」 「あたしはパスタが好きです。」 「じゃあこの辺のパスタ屋でどう?」 楽しい会話の雰囲気の後ろから黒いオーラが少しずつ見えてきた。