〇●ポーカーフェイス●〇



私の答えに篠原葵は表情を濁らせた




「どういうこと?」





私は背を向けて、壁を見つめた



「これ以上あなたに自分のこと話すつもりはない」





「東城さん…何か一人で抱え込んでることあるなら言って?話すとすっきりするし、少しでの重荷がなくなると思うの」





私はもう一度篠原葵のほうに体を向き直し、睨んだ




「重荷を下ろすつもりはない。」




そんな私に篠原葵は優しく微笑んだ





「分かった……無理に聞こうとなんてしない。私、待ってるから。東城さんが自分から自分のこと話してくれる時を。その時は私は全部受け止めるし、支えるから。東城さんも一緒に笑える日が来るって信じてる」




そう私の手を握った





掌に体温が伝わる



私はそんな重なる手から目をそらした




「やめて。信じる…その言葉大っ嫌い」




そして手をほどいた