〇●ポーカーフェイス●〇



私の少し前を歩く篠原葵



私はしょうがなく無言で後をついて行った


篠原葵は振り返らずに前を向いたまま話し出した



「何で怒らないの?泣かないの?笑わないの?」




そんな問いに私は少し考えた




「必要ないから」



私はそう答えた




「でもあんなことされたら怒るでしょ?泣きたくなるでしょ?」




「人は…慣れると何も感じなくなるの。」




私のそんな言葉に沈黙が続いた




「前の学校でも同じようなことされていたの?友達も一人もいなかったの?」




「過去のことをあなたに話す必要なんてないでしょ?」



私はそれだけいい、そのあとの篠原葵の質問や声を全て無視した





しばらく歩き、あの公園を抜けると一軒家の前で篠原葵は立ち止まった