「ジャージ、返してもらわないと」
そんなことを言い出す篠原葵
「あぁ、ごめんね。今、着替えてくるわ」
そう言うと首を振った
「制服、着れないでしょ??」
「でも他に着るものないしタクシーで帰るから別にいいわ」
冷めた目でそういうと篠原葵はまたにっこりと笑った
「だーめ!!私の家、学校からすぐだから一緒に来て」
そんなこと言いだしたもんだから私は目をそらした
「何の嫌がらせ…」
「これは絶対なの!!ジャージのお礼としてちょっとだけ付き合ってよ」
そう私の反応を伺う前に私の手を引っ張り連れ出された
そして教室を出るとき一度振り返り、橘さんたちのほうを見てまた微笑む
「これ以上東城さんに嫌がらせしたら私許さないよ?あ、言っておくけど末永ってこういう幼稚なこといっちばーーーーん大っ嫌いだよ。」
それだけいい残し、西岡俊介とは途中で別れ、学校を後にした

