〇●ポーカーフェイス●〇


「ジャージ、返してもらわないと」



そんなことを言い出す篠原葵




「あぁ、ごめんね。今、着替えてくるわ」



そう言うと首を振った



「制服、着れないでしょ??」



「でも他に着るものないしタクシーで帰るから別にいいわ」



冷めた目でそういうと篠原葵はまたにっこりと笑った



「だーめ!!私の家、学校からすぐだから一緒に来て」





そんなこと言いだしたもんだから私は目をそらした




「何の嫌がらせ…」



「これは絶対なの!!ジャージのお礼としてちょっとだけ付き合ってよ」




そう私の反応を伺う前に私の手を引っ張り連れ出された




そして教室を出るとき一度振り返り、橘さんたちのほうを見てまた微笑む




「これ以上東城さんに嫌がらせしたら私許さないよ?あ、言っておくけど末永ってこういう幼稚なこといっちばーーーーん大っ嫌いだよ。」



それだけいい残し、西岡俊介とは途中で別れ、学校を後にした