「感情ないの?」 そんなことを真顔で聞き返してくる 「感情あるように見える?」 私は末永のほうに体を向けて無表情のまま末永を見つめた 末永は少し目線をそらし、少し考えていた 「感情ね~、ない人なんかいんの?おまえさ、笑ったり泣いたり、今までで一度もなかった?」 目をそらしたまま末永は私の答えを待った 「なくはない」 そんな言葉に末永は私のほうを見て笑った 「あるじゃん、感情」 そしてまた沈黙が流れる 私はまた仰向けになり、空を見つめた