本当になにをかんんがえてるか分からないやつ
次にどんな言葉を発して
次にどんな行動をするか
想像もできない




私は階段を駆け下りて一度振り返り、屋上のドアを見上げた




しばらく見つめて目を伏せ、体を戻し、教室へ向かった





教室に入ると静かな空気が流れている
まだみんな集会中のため誰もいない教室



私の机は
油性ペンの落書きで埋まっていた




死ね




学校やめろ



バカ



そんな幼稚な言葉で埋められた机を見て思わず笑ってしまう




私は椅子に座り、机をそっと撫でた